Studio Élanはアメリカ・カリフォルニア州で開催されているイベント・OffKai Expoにて、『A Tithe in Blood』『Rainbow Valley』を制作していると発表した。
A Tithe in Blood
『A Tithe in Blood』はダークミステリー百合ビジュアルノベルだ。
札幌に暮らす物静かな大学生・浅川穂花は、悲劇を見舞われ、長い間失われていたとされる「血の魔術」を試す。魔術の力によって穂花は明治時代の札幌に向かい、そこで安江と出会う。お互いへの想いが深まっていくが、穂花が魔術に目覚めた影響はまだ顔を覗かせはじめたばかり。物語は破滅へと向かっていく。
実は本作のビジュアルは5月に東京・下北沢で行われた百合グループ展『Look at』のStudio Élanブースでも展示されていた。
記事執筆時点で『A Tithe in Blood』の発売日は未定、対応言語は英語のみ。Steam、itch.ioのストアページでデモ版が公開中だ。
Steam:A Tithe in Blood
itch.io:A Tithe in Blood
Rainbow Valley
『Rainbow Valley』はStudioÉlanとIzzzyzzz(YouTuber)が共同で制作したビジュアルノベル。
今の生活に耐えられず逃げ出したあなたは山に生きがいを見出そうとした。生活費をかき集め、冷たい風が吹き荒ぶ場所へと向かった。
しかし、冒険には代償が伴うものだ。吹雪のなかで道に迷ったあなたは小さな山間の町・レインボーバレーにたどり着いた。そこで、出会った3人の少女はみな不思議だった。それから7日間、レインボーバレーのすべてが想像どおりではないと知る。
不穏で暴力的な要素が含まれるそうで、Steamのストアページでは精神的恐怖のタグが付いていることからみて、一癖も二癖もある作品と言えそうだ。
ストアページには百合ゲームであるか否かは記載されていないが、ゆりりかるがJosh Kaplan (Studio Élan)に確認したところ、恋愛に重きを置いた物語ではないが、ゲーム内には女性しか登場しない予定で、百合ゲームであるとのことだった。
『Rainbow Valley』も記事執筆時点で発売日は未定、対応言語は英語のみ。デモ版はない。
Studio Élanは自分たちが制作したビジュアルノベルを日本語にローカライズするのが夢だと語っており(インタビュー記事)、実際に前作『Please Be Happy』の日本語化に向けたクラウドファンディングを企画検討していることもアナウンスしている。現時点での対応言語は英語のみだが、今後のローカライズに期待する意味でも、ぜひ日本のプレイヤーも同スタジオを応援してほしい。
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