わくわくゲームズは2024年1月18日、ノベルゲーム『沈める楽園』を2024年1月22日に発売すると発表した。プラットフォームはSteam(PC)。
『沈める楽園』はひとりサークル・匙投げ部が開発した作品。瀬戸内海に浮かぶ孤島で投身自殺を図った2人の大学生に焦点を当てた物語だ。
作中では彼女たちの出会いから、なぜ死を選んだのかに至るまでが描かれる。プレイヤーは2人の記憶をたどり、「最期の1日」の真相を目撃する。
ゲーム開始直後、プレイヤーはナギサとミオ、どちらの立場で進めるかを選択する。それぞれのルートを読み進めるとお互いの感情がより深く理解できる作りだ。
マルチエンディング形式だが、少女が亡くなる結末は変えられない。変化するのは死の過程のみだ。
昨年、私がデモ版をプレイしたときのファーストインプレッションを掲載します。
ツラいシーンが多く、切々と描写される彼女たちの痛みが欠片となって私の胸に突き刺さった。そのなかでミオが孤島でのひとときを楽しむ場面が描かれると、そのコントラストがこの先に訪れる幕切れを予感させ、悲壮さを感じさせた。
読み進めるうち、死を遂げるには2人でなければならないと強く感じたし、どのような結末を迎えるのが気になった。発売が楽しみだ。
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